昨年１０月エレクトーン（ELS-01C）のLCDディスプレイ（タッチパネル）が表示は出ているのにタッチしても反応しないことに気づいた、実に間抜けな話だが、私が使っているのは上下鍵盤と自作足鍵盤を MIDI 機器としてだけ、普段 Hauptwerk の Virtual Pipe Organ を使っているのでエレクトーン本来の素晴しい万能的な機能は普段使わない実にもったいない話。
理由は2016年03月09日ペダルボード(Organ Pedal Board)に書いてあるはず。
Virtual Pipe Organ は３台の（上鍵盤、下鍵盤、足鍵盤）オルガンで出来ている、ストップで選択したパイプの音が出る、全体の音は大変すばらしい、が練習するには、今自分が押さえているキーは譜面と合っているか、特に両手と足が入ると分かりにくい（誤魔化せる）聞分けが出来ない、大変まずい、そこでエレクトーンの一部の機能を使いメロディー、伴奏、低音部を弾く時にはっきり分別して聴取れるように、例えばメロディーは継続して音がだせる（ピアノ等の減衰音ではない楽器）パイプオルガン（右手上鍵盤）、伴奏はトランペット（左手下鍵盤）、低音部はコントラバス（足鍵盤）とかに適当に設定するとそれぞれのパートがはっきり聴こえてくる。
たまたまそのような状態にしてセットしようとしたら LCDディスプレイ（タッチパネル）が反応しなくなっていた、これは参ったな、修理依頼すれば軽るく１０万単位の請求されるだろう、それ以前にオリジナルの足鍵盤に戻さないとまずい、自作鍵盤はフレームに収まっているし一人では持上げられるかなと言う重量。
お客様コミュニケーションセンターに探りを入れたがどうもメンテナンスマニュアルなんか当り前だが提供してくれそうもない。
ネットでしつこく調べても無い、そこでアルファベットに切替えて検索し始めたら何やら少しづつ出てきた、その中で目ぼしいところが、
Mauritron Technical Services has been in business since 1988 supplying a great range of products and services.
どうやら英国、モーリトロン、万屋さんみたい、早速注文した、こんな時 PayPal は実に便利だ、文書ファイルなので直ぐダウンロード方法が通知されて来た、ダウンロードしてみたら25個中3個だめファイルでアウト、直ぐクレーム、暫くしたら ELS-01X バージョンの案内が来た、基本は同じなのでOKだが全ての（01Cと01Xで約670頁）図面にバージョン情報がなさそう、まあ良いことにした。
購入したメインテナンスマニュアルの該当する部分
パネルアッセンブリーを止めているスクリュー４箇所を外し持上げた、直ぐに分かった、LCDシールドカバーを外すと Y65VGA2 と言う、制御基盤（LCDバックライト、LCD、LCDタッチパネル用）がむき出しになる、ここからは感と経験と気合で太目のフラットケーブルと
見当をつけ、それほど注意は要しない４芯のフラットが一本あった、とりあえす抜くと結構な圧力をかけられていた痕跡がある、コンタクトを手持ちで一番細かいペーパー＃2000で拭き、注意しながら一旦パネルアッセンブリーを収め、般若心経、電源 ON、OK、GOOD、直ったバンザイ。
パネルアッセンブリーを開けたところシールドカバー外したLCD制御基盤
いやいや苦労のかいがあった暫くはスクリュー外したままにして、エレクトーンは使っていた、１週間経過してOKだったので全て元にもどした、半年後の今の順調。
ネット購入のメンテマニュアルのバージョンと実機のバージョンはどうやら違っている、メカ的な箇所は良いがエレキ的な箇所は充分な注意が必要だ。